緑内障
加齢黄斑変性症
加齢黄斑変性症は、視力にとって一番大切な眼底の黄斑部に、新生血管ができ、そこから出血する病気です。ゆがみや視野の真ん中が見にくくなり、進行すれば失明に至ることもあります。
加齢黄斑変性症の患者さんは、近年急速に増えてきました。
加齢黄斑変性症の治療
現在広く行われている治療は、抗VEGFという薬を眼に注射する方法です。この薬を、当初は1か月毎に3回、その後病状を見ながら2~4か月毎に注射します。抗VEGFの効果が不十分な場合は、抗VEGFとPDTという光凝固治療の併用療法が行われます。抗VEGFの登場により、効果的治療が無かった加齢黄斑変性の治療成績が著明に改善しました。
当院では、抗VEGFの注射を年間延べで1600件以上、PDT治療を約15件施行しております。
- 正常OCT(眼底の断層写真)
- 加齢黄斑変性症(治療前)
- 加齢黄斑変性症(治療後)
- 正常OCT(眼底の断層写真)
- 加齢黄斑変性症の眼底(治療前)
- 治療後の眼底
手術実績
2023年度手術件数
白内障 * | 硝子体 | 網膜剝離(バックリング) | 緑内障 ** | マイクロパルス 毛様体レーザー |
眼瞼下垂 | 翼状片 | 斜視 | |
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件数 | 2,040 | 209 | 3 | 204 | 79 | 35 | 21 | 16 |
* 白内障2040件の内、152件は硝子体手術と、72件は緑内障手術との併用
** 緑内障204件の内、トラベクロトミー7件 トラベクレクトミー5件 マイクロフック53件 アイステント103件 エクスプレス7件 アーメド14件 GSL3件 その他5件
加齢黄斑変性症の治療実績
抗VEGF硝子体注射 | 光線力学的療法(PDT) | |
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件数 | 1,774 | 6 |